パヴェウ・ヤシュチュク Paweł Jaszczuk <¥€$U$(ジーザス)>

パヴェウ・ヤシュチュク Paweł Jaszczuk:ワルシャワ出身。オーストラリア・シドニー留学を経て、2004年ー2012年まで日本に滞在、現在はワルシャワ在住。東京での一連の活動は「Salaryman」(モレルブックス/イギリス)、「Kinky City」(Dienacht Publishing/ドイツ)、「Everything you do is a balloon」(Lieutenant Willsdorff出版/フランス)で見ることができる。

故郷に戻ってからの新しいシリーズ<¥€$U$(ジーザス)>では最も”ポーランド”なテーマ=イエス・キリストに取り組んだ。カトリック国家ともいえるポーランドは国民の90%以上がカトリック教徒といわれているが、このシリーズでは宗教観を問いているのではない。

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偶然見つけた十字のポケットナイフが最初の一連のシリーズ作成のインスピレーションのきっかけに。

ジーザス、マリアーー宗教的なシンボルを施した様々なアイテム。そこには、精神的に”商業”が混在し「¥€$U$」というタイトルロゴで完全に表現されている。パヴェウは、数年間かけて世界中のeBay、Etsyや他オンラインショップを通じて、ジーザスに纏わるアイテム、とりわけグロテスクなものを買い集めていく。現代のポップカルチャーにおけるキリストを表現することで、積極的な資本主義の時代に「神聖なアイコン」の意味する疑問を提起。世界における宗教と資本主義の超現実的な結婚ーシュールな世界をつくりだしている。

現在ワルシャワのライカギャラリーにて個展「¥€$U$」が2017年12月3日まで開催中。

Paweł Jaszczuk「¥€$U$
開催期間:2017年10月28日〜12月3日(月〜土10:00-20:00 / 日12:00-18:00)
Leica 6×7 Gallery Warsaw 
Mysia 3 Street, 2nd floor
入場無料

more info http://paweljaszczuk.com
http://warsaw.leica-gallery.pl