クラクフでも最も重要なアートイベントのひとつとして地位を確立している、クラクフ写真月間フェスティバル(Krakow Photomonth Festival 2014)が今年も始まりました。これから1ヶ月に渡り、クラクフ市内の各美術館やギャラリーではイベントに合わせて写真の企画展やワークショップ等が開催されます。
今年、Photomonthの主催者の視覚芸術財団(Fundacja Sztuk Wizualnych)は初の試みとして、外部からキュレーターを迎えています。 メインプログラムのテーマ「Re: Search」をキュレーションするのは、アーティストでもあり、オンライン写真雑誌「SEESAW Magazine」の創設者・編集者のAaron Schuman。9つの展覧会ではそれぞれ違った角度から写真と知識に関する関係性を検証しています。

Mirror Drawing Test, from the series The Process of Measuring, 2013. Digital archival print © Daniela Dostálková.
また、中欧・東欧、ポーランドの若手現代写真家においての支援プロジェクトでもある人気の「SHOWOFF」では、数百を超える写真・ビデオが集まり、2月15日に審議され8つのプロジェクトが選ばれました。毎年ごとに勢いを感じるセクションになっています。

Untitled 3, from the series I Did Not Have Sexual Relations With That Woman, 2014. Polaroid © Irena Kalicka.
Photomonthは、5月15日から6月15日まで。スケジュールやアーティストに関する詳細は公式サイトにて。
Krakow Photomonth Festival 2014
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