その昔、胸をときめかせながらレコード屋めぐりをして買い求めたアナログのレコード。そのジャケットデザインとともに今もなお手放せない人もいるはず。30センチの正方形の中に、音楽とデザインとタイポグラフィーが完璧に共存している。そんな時代を超えて愛される名盤が勢揃いしたレコードジャケット展がKordegardaギャラリーにて開催中。
スタニスワフ・ザグルスキ(Stanislaw Zagorski) とロスワヴ・シャイボ(Rosław Szaybo)は 共にポーランド出身のグラフィックデザイナー。60年代の前半に、スタニスワフ・ザグルスキはニューヨークに渡りベルベッド・アンダーグラウンド、クリーム、シェール、マイルス・デイビス等数々のカバーを手掛けた。
ロスワヴ・シャイボは同じく60年代前半にロンドンにて、クラッシュ、シカゴ、エルトン·ジョン、ジャニス·ジョプリン等のロックからクラシックまで、誰もが一度は目にしたことがある多くのレコードカバーをデザインしている。
今回の展覧会は音楽ジャーナリストのGrzegorz Brzozowiczがキュレーション。彼らのドキュメンタリー映画も制作中だとか。会場ではコンピューターを使わずにデザインしていた時代ならではの、デザイン制作の裏側も聞くことができる。
Kordegarda www.kordegarda.org ul. Krakowskie Przedmieście 15/17, 00-071 Warszawa