5月16日からポーランドの古都クラクフで、クラクフ写真月間フェスティバル(Krakow Photomonth Festival 2013)が始まりました。これから1ヶ月に渡り、街のあちこちで20以上の各美術館やギャラリーでは写真の企画展が開催され、ワークショップやアーティストたちとのディスカッション、キュレーターツアー等の様々なプログラムが用意されています。 続きを読む

その昔、胸をときめかせながらレコード屋めぐりをして買い求めたアナログのレコード。そのジャケットデザインとともに今もなお手放せない人もいるはず。30センチの正方形の中に、音楽とデザインとタイポグラフィーが完璧に共存している。そんな時代を超えて愛される名盤が勢揃いしたレコードジャケット展がKordegardaギャラリーにて開催中。 続きを読む
テーマは身体とアイデンティティ、そして死とセクシュアリティの関係を探求していて、ここ数年の彼女のビデオ作品である”ブラック”シリーズから始まります。ギャラリー内に設置された3つの真っ黒な箱型ミニシアターではそれぞれBlack (2007), Headache (2008), Bolymorphia (2010)を見ることができ、いずれもアーティストの白い裸体が暗闇の中でパントマイムのように演じる姿は、死を彷彿させる恐怖とともに奇妙な美しさを感じました。また今回の展覧会のために作成された写真シリーズ”Negative book”は、ネガフィルムを現像した陰画のままプリントされているもの。写真の中の彼女自身だけが陰画でなく処理されているからか、日常のシーンを写しているのに不思議な日記をみているよう。
アネタ・グシェコフスカ(Aneta Grzeszykowska)死と乙女・Death and the Maiden 2013年4月12日から6月2日まで Zachęta – National Gallery of Art Aneta Grzeszykowska